思い切りのいい2ゴールに、代表定着への決意を込めた。前半32分、清武の浮き球パスに反応した大迫が、相手と競り合いながら頭で決めた。同42分には鮮やかなターンをみせて右足でゴールネットを揺らした。
慣れ親しんだ鹿島のスタジアムを沸かせ、「内容どうこうより得点を取ることしか考えていなかった」と喜びに浸った。
昨年6月に行われたW杯2次予選シンガポール戦以来の代表ピッチ。ワントップで先発して後半16分に退くまで、最前線から活気を与えた。14年1月にドイツに渡って約3年。ケルンでは今季、2トップの一角に入り、リーグ戦全10試合出場で2得点をマーク。欧州で培う得点感覚が、最高の結果となって表れた。
サウジアラビア戦への試金石で前線に迫力をもたらした活躍ぶりに、ハリルホジッチ監督は「いい候補が見つかった。有効に使っていく」と及第点を与えた。
苦戦続きのチームの救世主に名乗りを上げた26歳は「ゴール前で相手に勝つことで点が取れる。次も取れるように頑張りたい」と力強く誓った。(吉原知也)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161111-00000595-san-socc
【全ゴールハイライト】日本 4-0 オマーン ● 2016/11/11 ● 大迫2G 清武1G2A ● 720p HD